理想を超えた理想

これらの精神的な基盤の上に、正確な知識に裏打ちされた技術を備えること、とでも解釈するのであろうか。 これは、よく考えれば、理想を超えた理想と言うべき内容ではないか。 あろうかと思わずにはいられない。経済的な話題が入り込む余地など微塵も感じさせな いのだから。 また、「家事援助の目的」「家事援助の基本」という資料には、次のような標語的な言 葉、宗教的な奉仕の精神とも言える言葉が、額に入ったように掲げられている。 『その人がその人らしく生きるために あなたは、その人の手の代わり足の代わりに成りきれますか してあげる、のではなく させていただく、のではなく:::収入を得るためでなくただ、黙して語らぬあたたかい心で』 最後の行のすぐ下に 高尚な動機 ワイフによれば   自己を主張しない とワイフのメモが書き込まれであった。  名の講習生はどのような動機でこの場に臨んでいる人達なのであろうか。ト仕事にホ ムヘルパ lを選択肢としたい人だけでなく、むし ろ将来家族を看るため、また今家族を面倒看ているので役立てたい、いずれ自分も介護される立場になった時の受け止め方の勉強になる、資格をとって人の役に立ちたいなど、経済的な動機ではない人が結構多かった、と話してくれた。      ガラスのホームヘルパー なんと皆前向きで真面目な態度ではないか、と感心した。ファイルの中に、往復ハガキの返信用のコピーがあった。あて先はワイフの名前になっている。

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