専門学校での出来事

あまりの記憶力の減退に傍然としたことを思い出す。週末、東京水道橋にある専門学校へ通ったのだが、一週間前の講義内容がノ トを見てもほとんど正確に、というより全く思い出せなかった。ひどいものだった。したがって、覚えるためには、事実、何度も何度もただ繰り返すしかなかった。一次試験、翌年の二次試験と首尾よく連続で合格と相成ったのだが、思いのほか達成感を味わえなかった気がする。 周囲はよくやったと言ってくれたが、何でも解けるほどの出来栄えでなかったことや、次の年の二次試験準備期間においては、前年の一次試験の内容がほとんど記憶の彼方に消えてしまったからだと感じている。 訓練次第で、記憶力は年齢には関係ないと言われる。しかし同年代であれば、誰しも 思い当たるのではないだろうか。  話がややそれてしまったようだ。言いたいことは、覚えの悪さに閉口した経験から、ワイフは私より数年若い四十代前半とはいえ、記憶力の減退は彼女にとっても同様であったに違いないと同情していたから、その返答が意外だったのである。 l ガラスのホームヘルパー  テストに合格しなければ資格がもらえない場合と、コースを無事修了すればよいという場合とでは、記憶するというプレッシャーに関しては、確かに大違いであろう。ワイフの弁では、覚えるということより、講義の場所に何時間も座り続けなければならないこと、つまり講義形式の科目は時間中それなりに辛かったようである。

出典元:

Comments are closed.