主婦にとって体を動かすことは

とにかく、講義を何時間も聴き続けるなどということは、ワイフにとって、二 年以上も昔に経験して以来のことになる。主婦として体を動かすことは得意科目といえる分、講義を聴き続けることには、ある意味苦痛も伴ったようだ。午後には忍び寄る睡魔との闘いもあっただろうし。 l 精神面の充実が要請される さて講義内容をみると、初めに「ヘルパ lの職業倫理」とある。 このような導入の仕方を見れば、正式な学問的な体系が整えられている感がする。 私の領分である「証券アナリストの職業倫理」を思い出してしまったが、まずは職業  倫理からというのは、この領域の特質を表わしているのかもしれない。「証券アナリスト」の場合、職業倫理は最後の部分で触れた気がするし、計算問題を解 O けるようにさせて合格を目標とする予備校では、そもそも時間は割り当てていなかった。「後で読んでおくように」の類のセクションということか。今はどのように扱われているか分からないが、この点は大いに違うように感じられる。 もちろん、証券ビジネスでは倫理観が疎かにされているなどと自ら進んで卑下するつもりはないのだが、医療は「命」を扱い、証券ビジネスが扱う「お金」は、命の次に大 l 切なものと響えられるからかもしれないと思ってもみるのである。医療の一分野である介護は、人間を直接手で扱い、また人間と人聞が触れ合う分野であるゆえに、理屈より実践、心構えや精神が何より大切ということなのだろう。

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